はじめに:なぜ10年で6,400万円を築けたか
「10年で6,400万円」
こう聞くと、とてつもない節約をして爪に火をともすような生活をしていたのか、あるいはリスクの高いギャンブルのような投資で一発当てたのかと思われるかもしれません。
でも、断言します。 私は、食費を抑えてもやし生活をしたり、洋服は何年も買わずに同じ服を着る、車は持たない、子供も産まない、習い事もさせない、など、我慢に我慢を重ねるするような「無理」は一切していません。
なぜなら、無理は絶対に続かない、無理は自分のスタイルに合わないと思ったからです。人間は弱い生き物です。意思の力に頼った貯金は、ストレスが溜まった瞬間に崩壊します。
私がやったことはたった一つ。 「意思」ではなく「仕組み」にお金を任せたことです。
この記事では、ごく普通の会社員である私が、資産6,400万円を築くために構築した「3つの仕組み」をすべて公開します。さらに、私が自作し実際に使っている「家計シミュレーションツール」も無料で公開しますので、ぜひあなたの未来予測に使ってみてください。
【仕組み1】支出の見える化:家計簿アプリで「自動管理」する
お金が貯まらない人の最大の特徴は「何に使ったかわからないお金(使途不明金)」が多いことです。でも、毎日レシートを集計して1円単位で合わせる……なんて続きませんよね?私もそうでした。
家計簿を買って書いてみたり、レシートを写真撮影しては文字の読み取りができないと何度も写真を撮っていたこともありました。私は続きませんでした。
私は「ざっくり把握」で十分だと割り切っています。
私がやっている「ゆるい管理」
私がやっているたった3つのこと
- 支払いの集約: 現金は極力使わず、クレジットカードに集約。
- 自動連携: 家計簿アプリ「マネーフォワード」とカードを連携。
- ルールは一つだけ: 「月の収入 > 月の支出」になっていればOK。
これだけです。 Excelやスプレッドシートも使っていますが、それは分析用(あとは、マネーフォワードを使う前に続いた手段)。「記録」はすべてアプリに自動でやらせています。
現金は抑えられないので、直接インプットしていますが、支出の95%はクレジットカードです。
「今月、自分がいくら使っているか」を、スマホを見た瞬間に把握できる環境を作ること。これだけで、無駄な支出は自然と減っていきます。
【仕組み2】資産形成の自動化:「天引き」と「オルカン」で強制貯蓄
支出が見えたら、次は増やすフェーズです。 ここでの鉄則は、「入ってきたお金の一部を、最初からなかったものとして扱う」ことです。
私の資産拡大エンジンは、以下の3つの「自動化」でした。
- ボーナスは「ないもの」とする: ボーナス払いは絶対にしません。支給された瞬間に全額を貯蓄・投資口座へ移動させます。
- 給与天引きの活用: 会社に入った時から「住宅財形」と「持株会」を設定。給料が入る前に引かれるので、最初から手取りが少なかったものとして生活しました。
(現在は持ち株はやめて3のオルカンに1本化、住宅財形は会社の制度で終わってしまったため3に1本化) - 「オルカン」積立の自動化: NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を夫婦で満額活用し、投資先は「全世界株式(オール・カントリー)」一本。
現在は資産規模が大きくなったため、細かいアセットアロケーション(資産配分)を計算していますが、資産形成期は「思考停止でオルカンを積み立てる」だけでも十分なパワーを発揮しました。
現在のアセットアロケーションについては別途説明したいと思います。
「余ったら貯金しよう」では一生貯まりません。「先に引いておいて、残りで生活する」。この王道の仕組みこそが、結局は最短ルートです。
【仕組み3】未来のシミュレーション:自作ツールでライフプランを作成
ここが最も重要なパートです。 ただ闇雲に貯めるだけでは、「これで足りるのかな?」「家を買っても老後は大丈夫かな?」という漠然とした不安は消えません。一生貯めることしかできず、今しかできないことができずに後悔することになります。
私は年に2回(ボーナス支給月)だけ、「家計の棚卸し」を行っています。 「この半年で世帯資産がいくら増えたか」を確認し、将来のシミュレーションをするのです。
- 今のペースで貯めると10年後はどうなる?
- 子供が大学に行くタイミングで家計は赤字にならない?
- このグレードの車を買っても教育費は足りる?
これらを数字で見える化すると、驚くほど心が軽くなりますし、「あ、ここは少し引き締めないと」という気づきが得られます。
どちらかというと、今年も頑張ったな、数年前と比べて資産の増加が加速している!と気づくことが多かったです。ここから、10年後はこんなこともしたいな、とかそのためには何をしなければならないな、とか具体的にイメージすることができます。
あなたも「未来」を計算してみませんか?
家計の未来を不透明にしている最大の要因は、人生で最も高額な出費である「住宅ローン」と「自動車ローン」です。まずは、この2つの「巨大な固定費」が将来どうなるか、私が普段使っている計算ロジックをシミュレーターに落とし込みました。支出の規模が大きいため優先的に公開しました。
どなたでも無料で使えますので、まずはご自身の数字を入れてみてください。ほかのツールを開発したら都度公開していきますね。
▼ 住宅ローンシミュレーター :「この物件、金利が上がっても破綻しない?」を可視化し、住居費のリスクを洗い出します。
https://ver2realestatesimulator-dnavfnu8g8bi889fzxpwhl.streamlit.app/
▼ カーローンシミュレーター 車の購入やローンの組み方が家計にどう圧迫するかをリアルにシミュレーションできます。
https://ver1carloansimulator-oyr2et4fnuzbilyqpdvxu3.streamlit.app/
この2つで「出るお金(負債)」を計算することは、未来予測に大きく響く重要な数値です。
あとは、残りの教育費や生活費、収入と照らし合わせていきます。ここから先(年金や税金を含めたトータルの計算)は非常に複雑になります。
そこで、「結論」でお話しするプロの活用が生きてくるのです。
【最後に】まずは「自分で計算したこと」に自信を持ってください
ここまで読んでいただき、実際にシミュレーターを動かしてみたあなた。 正直、それだけで上位数%に入る素晴らしい行動力です。
多くの人は「将来が不安だ」と言いながら、具体的な数字を見ることを怖がって何もしません。 でも、あなたは自分の手を動かし、現実の数字と向き合いました。 まずは「自分で計算して一歩踏み出したこと」に、自信を持ってください。
家計管理で一番大切なのは、一度きりの正解を出すことではありません。 「何度も計算し直すこと」です。
半年後、1年後、あるいは家族構成が変わった時。 その都度シミュレーターを叩いて、軌道修正していく。 この繰り返しこそが、資産形成への確実な道筋になります。基本は「自分を信じて」進めば大丈夫です。また、税金や突然の出費が発生してきて、細かく計算しようとするときりがありません。でも大枠を抑えておけば問題ないと思います。
やり方などは別の機会に私のやり方を公開したいと思います。
ただ、日本では「お金の管理は自分一人でやるもの」という意識が強いですが、アメリカでは、かかりつけ医を持つように「ファイナンシャル・プランナー(FP)に相談する」のが当たり前の習慣になっています。
なぜなら、「投資対効果」が高いと判断した人が多いから。
資産形成は数十年単位の長い旅です。 たとえ今、相談するために多少の時間や手間(コスト)をかけたとしても、それによって将来の資産が数百万、数千万と増えるのであれば、トータルのリターンは圧倒的にプラスになります。最初の判断が大きな違いを生みます。
自分で基本を作りつつ、「答え合わせ」としてスポット的にプロを利用する。 これは、資産を効率よく増やすための非常に賢い戦略の一つです。私もライフプランを一緒に作ってもらったこともあります。
もし「一度プロの視点も入れておきたい」と感じた場合は、無料の相談サービスなどをうまく活用してみてください。
「未来への安心を、今ここで。無料FP相談でハーゲンダッツギフト券をゲット!」
とはいえ、主役はあなた自身です。 ぜひこのページをブックマークして、また半年後に計算しに来てください。 数字の変化が、あなたの資産形成のモチベーションになるはずです。

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