私が一貫して伝えたいこと。それは『仕組み化』です
前回の記事で、資産形成は「意志力」ではなく「仕組み化」が9割だとお話ししました。 「まだ読んでないよ」という方は、まずこちらで全体像を掴んでください。
私は仕組み化、習慣化。この言葉が好きです。
今回は、その核心部分である【仕組み2:資産形成の自動化】について、私が実践している具体的なやり方を公開します。
なぜ「意思」に頼ると失敗するのか?
「今月は余ったら貯金しよう」 こう思っているうちは、残念ながら一生お金は貯まりません。
人間は弱い生き物です。手元にお金があれば、必ず理由をつけて使ってしまいます。 普通の会社員である私が10年で6,400万円という資産を築けた最大の勝因。 それは、給料が入った瞬間に**「強制的に」**別の口座へ移動させるシステムを作ったこと。これに尽きます。
『仕組み化』
私が一貫して伝えたいことそれが、「仕組み化」
「貯金」をするのではありません。「なかったもの」に仕組み化するのです。
最強のフォーメーション「3つの財布」システム
私はただ貯めるのではなく、お金の役割を3つの財布に分けて管理しています。 これが「自動化」の正体です。
① 守りの財布(生活防衛資金)
これは銀行預金です。 目安は「生活費の半年分」。これだけあれば、急な病気や失業があっても生きていけます。クレジットカードの引き落とし額も確保が必要ですしね。
ポイントは、不要な口座はすべて解約すること。 管理が煩雑になるだけです。忘れます。最悪は管理費用がとられます。私はネット銀行(住信SBIネット銀行)をメインに使い、キャッシュカードすら持ち歩きません。今はアプリがあればコンビニでお金が下ろせますからね。
さらに、目的別口座も持てるし、次に話す証券口座との連携も便利ですし、いいこと尽くしです。
② 堅実な財布(天引き・強制貯蓄)
ここがサラリーマンの特権です。 私は会社の制度である「住宅財形」をフル活用しました。 驚くべきことに、私が利用していた当時の年利は4.88%。今の時代では考えられない高利回りですが、重要なのは金利だけではありません。
「給与天引きで、最初から無かったものとして生活できる」 この強制力が、資産形成の初速を爆発的に高めました。住宅財形は目的が住宅購入時にしか原則降ろせません。住宅購入以外で現金化する際は、違約金がかかりますが損することはありませんでした。
住宅購入に使う場合は、そのままお金が使えます💰
ちなみに「持株会」もやっていましたが、途中でやめました。 自分の給与(人的資本)と資産リスクが同じ会社に集中するのは、「相関係数が100%」という危険な状態だからです。会社が傾けば、給料も資産も同時に失いますからね。
③ 攻めの財布(増やす)
そして最後が、証券口座を使った「増やす財布」です。 ここをどう自動化するかが、今回の記事のキモになります。
2020年の迷走と結論。なぜ「オルカン一択」なのか?
今でこそ「オルカン(全世界株式)一本でいい」と言い切れますが、ここに至るまでは本当に迷走と失敗の連続でした。
2020年頃、私は色気を出して色々な投資に手を出しました。 暗号資産、新興国株、高配当株、金、債券…。
特に痛かったのは個別株です。 「技術力があるから、好きだから」という理由で日産自動車を買ったら、カルロス・ゴーン氏が失脚して暴落。 「これからは医療だ」と製薬会社の株を買うも、増えもせず減りもせず。 買った理由を説明しろと言われても「なんとなく上がりそうだから」。これではギャンブルと同じです。
勉強はしました。でも、時間をかけてもプロには勝てないし、思ったようにいかない。 心のどこかでギャンブル感が否めないと諦めかけた時に出会ったのが、故・山崎元さんの著書『ほったらかし投資術』と、名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』でした。
「長期・分散・積立」 この2冊が、私の投資人生を変えました。 答えはシンプルでした。市場平均に勝とうとするな。世界経済の成長にただ乗っかればいい。
「確実に世界経済は成長する」「仕組み化してしまえば終わり」「コツコツ増やせる」
なぜS&P500ではなく「オルカン」なのか?
米国株(S&P500)も人気ですが、私は「全世界株式(オルカン)」を選んでいます。
理由は「自動で時価総額を調整してくれるから」です。 今後、アメリカが没落してインドが台頭するかもしれない。そんな時に「米国株を売ってインド株を買う?」なんてリバランスを考え、決断することが私にはできないから。時間も惜しいです。 オルカンなら、勝手にその時の最強の国にお金を配分してくれます。 リバランスの手間すら自動化(仕組み化)できる。 これが究極の仕組み化戦略です。
現在は資産額が大きくなったため、リスク管理として債券・金・REIT、そしてサテライトとしてビットコインも少し持っていますが、資産形成期の序盤の核は間違いなくオルカンでした。
具体的な設定手順(SBI証券 × クレカ積立)
これから始めるなら、証券会社はSBI証券一択でいいでしょう。 理由はシンプルで、ポイント還元と使い勝手が頭一つ抜けているからです。
やることは一つ。 「三井住友カードなどのクレカ積立設定で、毎月NISA口座でオルカンを買う設定にする」 これだけです。
一度設定したら、あとはログインパスワードを忘れるくらいが丁度いいです。 投資の世界には「運用成績が最も良かったのは、亡くなっている人(口座を放置していた人)だった」という笑えない話があります。 触れば触るほど、人間はミスをします。気絶しておくのが最強です。
また、SBI証券×三井住友はポイント還元も高いです。プラチナプリファードを使っていて、10月まででも50,000ポイントは稼げています。
もし暗号資産(仮想通貨)にも興味があるなら、私も使っているCoincheckが見やすくておすすめです。ただし、あくまでメインはオルカン。こちらは余剰資金で楽しむ程度にしておきましょう。
結論:システムを作ったら、あとは人生を楽しもう
私があなたに伝えたいのは、「0.1%の利回りを追うために画面に張り付くのはやめよう」ということです。
そんな時間があるなら、副業をして入金力を高めたり、家族と公園に行ったり、映画を見たりしてください。 人生を楽しむために投資をしているのに、投資に人生を支配されては本末転倒です。
「3つの財布」と「オルカン積立」。 この自動化システムさえ作ってしまえば、今日からあなたは投資のことを忘れて生きていけます。そして、お金が勝手に増えるマシンの完成です。
「今のポートフォリオ」に自信がない方へ
「オルカン一本でいいのはわかったけど、すでに持っている変な保険や個別株はどうすれば?」 「私の年齢から始めても間に合う?」
そんな個別の事情で手が止まってしまうなら、一度プロに整理してもらうのもありです。 散らかった部屋を自分で片付けるのが大変なように、散らかった資産状況を自分だけで最適化するのは骨が折れます。
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